《用語辞典》温湿度計にまつわる専門用語解説ページ

はかりコラム

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このページではそれらで使用されている温湿度計ならではの専門用語の解説を試みようと思います。

ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください

 

温湿度計 用語解説

あ行

暑さ指数(あつさ・しすう) → WBGT

・暑さ指数(WBGT)は、Wet-Bulb Globe Temperature(湿球黒球温度)の略称で、黒球温度、湿球温度及び乾球温度をもとに算出されます。

・労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。 (公財)日本スポーツ協会では「熱中症予防運動指針」、日本生気象学会では「日常生活に関する指針」を公表しています。

<環境省 熱中症予防サイト>より抜粋

・屋外での算出式 WBGT(℃) =0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度

・屋内での算出式 WBGT(℃) =0.7 × 湿球温度 + 0.3 × 黒球温度

→ 湿球温度

→ 黒球温度

→ 乾球温度

一体型センサ

・作成中

インフルエンザ指数(いんふるえんざ・しすう)

→ 絶対湿度

温度(おんど)

・温冷の度合いを表す指標である。温度の高低はエネルギーが移動する方向によって定義されます。つまりすなわち温度とはエネルギーが自然に移動していく方向を示す指標であるといえます。

・現在の温度の定義は温度(熱)平衡状態における内部エネルギーを体積を一定に保ってエントロピーで偏微分したものであり、「統計値」として存在しているので、物理量として計測しにくい量の一つです。

温度計(おんど・けい)

・温度を測定する器具である。温度変化に伴う物性の変化等の物理現象を利用して温度を測定する。一般的に温度を計るものは温度計と呼ばれるが、特定の用途に応じた名前を持つものもある(体温計等)。

温度ロガー(おんど・ろがー)

・任意の時間ごとに対象物の温度を測定し、そのデータを記録・保存する計測器。

か行

華氏(かし)

・温度表示の一つ。1目盛りの幅が「ケルビン」の1.8分の1である。真水の凝固点を華氏32度、沸点を華氏212度として、その間を180等分したものを「華氏1度」としたもの。つまり真水の凝固点から沸点までの差が180度です

黒球温度(こくきゅう・おんど) = GT:Glove Temperature

・黒色に塗装された薄い銅板の球(中は空洞、直径約15cm)の中心に温度計を入れて観測します。黒球の表面はほとんど反射しない塗料が塗られています。この黒球温度は、直射日光にさらされた状態での球の中の平衡温度を観測しています。
→ 暑さ指数

ケルビン(けるびん)

・「K」は熱力学温度(絶対温度)の単位で、国際単位系(SI)における7コのSI基本単位の1つです。

・日本の計量法では「計量単位令」において定義されています。「ボルツマン定数を1.380649×10−23J/K とすることによって定まる温度(ケルビンで表される温度は熱力学温度とし、セルシウス度又は度で表される温度はセルシウス温度(ケルビンで表した熱力学温度の値から273.15を減じたもの)とする。)」

・物質を構成する原子の熱運動が完全に停止する温度を 0 K とし、1度の温度差が摂氏温度と等しくなるように定義された温度です。

乾球温度(かんきゅう・おんど)

・通常の温度計を用いて観測された気温

→ 湿球温度

→ 暑さ指数

環境温度

・作成中

乾燥指数(かんそう・しすう)

・室内乾燥指数 とは、外の空気を室内に取り込んで、暖房により室内気温を20度に上げたときの湿度を計算した指数で、冬の室内の乾燥度を測る指数です。

さ行

サーミスタ(さーみすた)

・熱を感知した際、抵抗値の変化を利用した温度センサです

弊社コラム 【はかり商店】温度計・湿度計の正しい買い方・選び方/サーミスタについて

湿球温度(しつきゅう・おんど)

・水で湿らせたガーゼを温度計の球部に巻いて観測します。温度計の表面にある水分が蒸発した時の冷却熱と平衡した時の温度で、空気が乾いたときほど、気温(乾球温度)との差が大きくなり、皮膚の汗が蒸発する時に感じる涼しさ度合いを表すものです。

→ 暑さ指数

湿度計(しつどけい)

・湿度を測定する器具である。乾球温度と湿球温度の温度差から表により求める乾湿計や、吸湿材の電気特性の変化をセンサーで測定する電気式湿度計がある。また精密観測用には、露点計も用いられる。毛髪の性質を利用した毛髪湿度計など、伸縮性の素材を用いた湿度計もある。

水温測定

・作成中

摂氏(せっし)

・「セルシウス度」または単に「度(℃)」はセルシウス温度の単位です。その大きさは「ケルビン」に等しく(℃=K)その数値は同じです

絶対温度(ぜったい・おんど)

・温度の単位の一つで、単位は「K」(ケルビン)です

→ ケルビン

絶対湿度(ぜったい・しつど)

・1立方メートルの空間に含まれる水蒸気の重さが何グラムかを示します。つまり「空気中に含まれる【水蒸気自体の量】を表します。

・季節性インフルエンザウイルスの感染リスクについて、相対湿度だけで無く、空気中に含まれる水蒸気量を示す絶対湿度の変化が重要なポイントであることが指摘されており、【インフルエンザ指数】などと呼ばれることもあります。絶対湿度が11g/m3以下では「注意」、7g/m3以下になると「警戒」となり、適度な加湿が推奨されます。

→ 相対湿度

相対湿度(そうたい・しつど)

・ある温度の空気中に含みうる最大限の水分量(飽和水蒸気量)に比べて、どの程度の水分を含んでいるかを示す値(割合)で<%RH>で表します。一般的に湿度を表す時に使用します。

→ 絶対湿度

た行

地温測定

・作成中

中心温度計(ちゅうしん・おんどけい)

・中心温度計とは、主に調理・料理用で、食品や液体などの中心温度を測るための温度計の一種です。接触式温度センサを先端に内蔵し、測定物(食品)に挿し込むため細い棒状をしたプローブと、表示部で構成する。プローブと表示部が一体化したコンパクトタイプや、センサケーブルが長いセパレートタイプもあります。ほとんどの場合、センサ部分は防水仕様になっています。

<中心温度計の例>※画像をクリックすると商品ページへジャンプします

な行

熱中症指数(ねっちゅうしょう・しすう)

→ 暑さ指数

熱電対(ねつでんつい)

・異なる材質の2本の金属線を接続して1つの回路をつくり、ふたつの接点に温度差を与えると電圧が発生し一定の方向に電流が流れる。ゼーベック効果を利用した温度センサである。

は行

HACCP

・作成中

表面温度

・作成中

非接触温度計

・作成中

分解能(ぶんかいのう)

・器械・装置などで、物理量を識別できる能力。最小の読み取り可能な差の事で、温度計測の場合、測定対象物が異なる温度と判別できる最小の読み取り可能な温度差を言う。

放射温度計(ほうしゃ・おんどけい)

・物体から放射される赤外線や可視光線の強度を測定して、物体の温度を測定する温度計。黒体放射によって生じる熱放射(赤外線、可視光線など)に対して、温度と放出エネルギ―の関係から物体の温度を算出する

ボルツマン定数(ぼるつまん・ていすう)

・統計力学において、状態数とエントロピーを関係付ける物理定数です。

ボルツマンの原理において、エントロピーは定まったエネルギー(及び物質量や体積などの状態量)の下で取りうる状態の数 W の対数に比例する。これを

と書いたときの比例係数 k がボルツマン定数です。従って、ボルツマン定数はエントロピーの次元を持ち、熱力学温度をエネルギーに関係付ける定数として位置付けられます。ボルツマン定数は2019年5月に定義定数となり、正確に 1.380649×10−23 J K−1 となります。

ま行

や行

ら行

露点温度(ろてん・おんど)

・露点温度とは、ガス中に含まれる水蒸気圧力に対するその蒸気の飽和湿度で、言い換えれば水分量を温度で示した値といえます。湿度が高くなればなる程、水蒸気圧力(量)は大きくなり、このガスにその飽和温度より低い物質を触れさせれば露を発生するので、露点温度と表記されています。
・40℃ 大気圧下での空気では、51.19g/m3の水分を含む事が出来ますが、-40℃ 大気圧下での空気では、0.12g/m3の水分しか含む事が出来ません。この様に、値が低い程含有水分量が少なく、乾燥したガスといえます。

・通常、「露点計」と呼ばれる計測器により計測を行います ※弊社でお取り扱いのある露天(温度)計です

わ行

英語

WBGT(だぶりゅー・びー・じー・てぃ)

→ 暑さ指数

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