【はかり商店】計測データの外部出力について/計測データをパソコンで管理する【温度・湿度】

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ここではお客様からしばしばお問い合わせを頂きます「温度計/湿度計の計測データ外部出力」についてまとめました。

近年、熱中症や季節性インフルエンザ予防のために、デジタル温湿度計などで温度管理をする必要性が増しています。

弊社はかり商店に頂くお問い合わせの中では、

デジタル温湿度計で計測したデータをパソコンで管理したい」というご相談も増えてまいりました。

はかり商店でお取り扱いのあるデジタル温湿度計で、「データ出力」のご要望を頂くお客様にご好評の商品をご紹介いたします。

温度測定データ出力機能の種類/計測データをパソコンで管理する

本体内部の測定データ記録機能

測定機器本体の内部に測定データを記録する機能を持つ機種とそうで無いものがあります。

本体に記録機能を持たない機種では、本体からパソコンなどにリアルタイムにデータを送信できるものもあります。

本体に記録媒体を持つ機種は、データが記録された媒体を取り出してPCに接続し読み出して使用します。データ媒体の規格・容量が本体及びご使用のパソコンに適合していることをご確認ください。

1-1.パソコンへの接続方式 ①有線(USB)

最もポピュラーな有線による接続方式です。USBケーブルを経由して計量データをパソコンへ受け渡します。パソコンの基本ソフト(OS)とハードウェアがUSBコネクタ(インターフェース)に適合していることをご確認下さい。

(株)ティアンドデイ/おんどとり/USB接続温湿度データロガー TR-76Ui

●1台でCO2濃度・温度・湿度を測定・記録
●USBでパソコンに直接接続
●赤外線通信機能でのデータ吸い上げも可能
記録データは、USB接続でPCに転送し、グラフ表示、解析ができます。

■パソコン用ソフトウェア(Windows対応 )
CO2 Recoeder for Windows,T&D Graph

1-2.パソコンへの接続方法 ②有線(RS-232C)

RS-232Cケーブルとパソコンを接続してデータを出力する方法です。

(株)佐藤計量器製作所/熱中症暑さ指数計/黒球型携帯熱中症計 SK-170GT

暑さ指数(WBGT)を計ることができる黒球温湿度計です。

●オプションのRS-232Cケーブルを接続してPCにリアルタイムでデータを送信可能

※パソコンとリアルタイム通信をおこなう解析ソフトウェアは準備しておりません。
 お客様ご自身でソフトウェアをご準備ください。

1-3.パソコンへの接続方式 ③無線(Bluetooth)

Bluetoothは簡易な無線接続方式で、データを無線で送ります。PCだけではなくスマートフォンやタブレットと接続可能な機種もあります。遮蔽物のない環境でのご使用をおすすめします。

(株)ティアンドデイ/おんどとりJr./Bluetooth対応温度データロガー TR41:センサ内蔵(廃盤)

※スマートフォン/タブレットで機器設定・データ吸い上げ・グラフ表示・モニタリングなどの操作が可能です
※収集したデータは無償クラウドサービス「おんどとりWebStorage」へ自動送信され、PCのブラウザやグラフソフト、表計算ソフトでじっくり解析できます。

2.メモリカードで測定データを取り出す(SDカード・USBメモリなど)

本体にデータを溜めて、データが記録されたメモリカードを取り出してPCに接続し、読み出して使用します。

㈱エー・アンド・デイ 温湿度SDデータロガー AD-5696

●簡単に温度や湿度、熱中症指数(WBGT指数)などをSDカードに記録し解析
●温度・湿度・熱中症指数(WBGT)・日付・時刻をSDカードに記録

データ記録を開始するとSDカードにテキストファイルが作成されます。ファイル名は月日と時刻より作成されます。

■対応SDカード:FAT16/FAT32ファイルシステムのSDカード、SDHCカード(SDXCカードは非対応)

3.お問い合わせ事例のご紹介

はかり商店に実際にいただいたお問い合わせに対してご紹介した商品です。

3-1.大規模事業所で温度を測定したい

①㈱佐藤計量器製作所 無線データロガー SK-L700R:親機/中継器兼用

この商品は、パソコンと親機をUSBで接続し、親機(中継機)と子機を無線で接続することで広範囲の測定を可能にします。

無線ロガー「SK-L700Rシリーズ」の親機です。中継器兼用でスイッチで切り替えます。

●無線到達距離:遮蔽物のない見通しの良い屋外直線で約400m(※屋内の場合、約100m)

●解析ソフトウェアの使用で、子機の設定、測定データの監視、記憶した測定データの回収が可能

●SK-L700R-TH:子機とSK-L700R用センサ(各別売り)を組み合わせて使用します。親機1台に対し、中継器・子機合わせて最大60台を同時接続可能

■ソフトウェア:SKSATO無線ロガー for Windows
Windows11、10、8.1、8、7(64bit版/32bit版)

②温湿度データロガー TR-72nw:温度/湿度各1チャンネルタイプ・有線LAN

LAN環境がある場合は、TR-72nwであれば、本体とルータを有線LANで接続することで、クラウドサービス上でデータを管理することができます。

無料のクラウドサービス「おんどとり Web Strage」

●インターネットを使用できる有線LAN環境下で、データを「おんどとり Web Strage」に自動送信
●データの自動収集や警報監視が可能

※インターネットを介さないUSB接続も可能です。

記録はパソコンやスマートフォン、タブレットで確認できます。

■パソコン用ソフトウェア(Windows対応)
TR7 for Windows, T&D Graph, T&D Data Server
■スマホ/タブレット用アプリケーション(iOS / Android対応)T&D Thermo

3-2.防水機能が必要な環境で測定したい

精密機器でもある測定ロガーは基本的に水気のある環境では使用できません。
センサが別接続タイプのものはセンサが防水仕様のものであればセンサ部分のみ水気のある環境に使用できます。

※特に、「デジタル湿度計」はセンサを空気中の水分に触れさせる必要があるため、気密性を必要とする防水性能をもつ機種は弊社でのお取り扱いはありません。

ここでは本体に防水機能を持つ商品をご紹介します。

(株)ティアンドデイ/おんどとりJr. 小型防水温度データロガー TR-51i:温度1チャンネル・センサ内蔵タイプ

記録したデータは別売のコミュニケーションポートTR-50U2、もしくはデータコレクタTR-57DCiのどちらかを経由してパソコンに転送します。

●ロガー本体は防水仕様

●-40~80℃の多様な環境下で使用可能

● 電池駆動のため設置場所を選びません
●専用収集機TR-50U2を経由してデータをPCへ転送することで、グラフ表示・解析が可能
※データコレクタの使用で、データロガーを回収することなく現場でのデータ収集・閲覧も可能です。

エー・アンド・デイ 温度データロガー AD-5324SET:4000メモリ・通信セット付属

専用接続ケーブルを使用して通信を行います。簡単に温度を測定・記録して、分析が可能です。作業環境や保存環境などの温度の履歴管理に最適です。

●水気に強い防滴仕様は、IP54

●測定温度範囲-40℃~+70℃

● 電池駆動のため設置場所を選びません
●データメモリー数は4000メモリ

●データロガーは何台でも増設可能

計測データをコンピュータで処理するためのデータ通信用ソフトウェアが必要です。

■対応OS:Windows 7 / 8.1 / 10 / 11もしくは Windows XP / Vista 対応

はかり商店では、温湿度計のデータ計測についてのお問い合わせも承っております。お客様の環境に合わせた方法を提案させていただきますので、お気軽にはかり商店までお問い合わせください

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