《おすすめ》気圧計の正しい買い方・選び方【種類・性質】
ニュース気圧計について
はかり商店では2021年から「気圧計」の取り扱いを始めました!
以来、多くのお問合せ、ご注文を頂いております!!
ここでは、気圧計の種類や特徴についてご説明し、はかり商店で販売しています気圧計の一部をご紹介致します。
「気圧」とは
気圧は大気の圧力の強さの度合いを数値で表したものです。
気圧とは、別の言い方をすれば、「空気の重さ」です。私たちの目には見えませんが空気にも重さがあり、私たちの体は普段空気からの圧力を受けています。その圧力は1平方センチメートルの小さな面に1kgのものが載っているのにほぼ等しいといいます。
気圧を表す単位には、水銀柱ミリメートル(mmHg)、ミリバール(mb)、パスカル(Pa)、ヘクトパスカル(hPa)が用いられます。
気圧は一般的には「標準大気圧」と呼ばれます。標準大気圧は大気圧の国際標準となる値で、
1気圧(1atm)は、1013.25hPa=10万1325Pa=760mmHgです。
※「mbar(ミリバール)」と「hPa(ヘクトパスカル)」
25年前の1992年12月1日、それまで気圧の単位だった「mbar(ミリバール)」が、 「hPa(ヘクトパスカル)」に切り替わりました。 幸い、1mbar=1hPaなので、単位が変わるだけで数値は同じでした。 <「国際標準」に合わせる> 何故単位が変わったのかというと、国際標準の単位である「国際単位系」では気圧の単位が「mbar」ではなく「hPa」だったからです。(国際単位系についてはリンク先を参照ください) 日本の気象業界では慣習的に「mbar」を使っていましたが、国際標準である「hPa」に合わせることになったのです。 気圧以外でも日本国内で慣習的に使用されてきた「尺貫法」が1958年末で廃止されています。 ちなみに米国では現在でも気圧の単位は「mbar」となっております。メートル法を採用せず「マイル」や「華氏」を使用し続ける米国らしいですね |
気圧計の種類について
水銀気圧計
※ 弊社はかり商店では、現在水銀気圧計のお取り扱いはしておりません。
上の左の図はこの気圧計の簡単な原理図です。まず、水銀のたまったタライに、真空にしたガラス管を立てます。すると大気圧によって押された水銀がガラス管を上ってきて、やがて自分の重さと釣り合ったところで止まります。この水銀の上った高さで大気圧を測ります。この仕組みは現在も使われている水銀指示気圧計の元となりました。
気象観測における「基準器」として用いられることもあり、気象庁でもかつてフォルタン型水銀指示気圧計を使用していました。
アネロイド気圧計
アネロイド気圧計は、機械式の気圧計で、内部を真空にした金属製容器の面が、外の気圧に応じて膨らんだり凹んだりする状態を、針の動きに変換して気圧を表示します。
お奨めアネロイド気圧計
メーカー | 佐藤計量器製作所 |
機種 | アネロイド気圧計 |
測定範囲 | 気圧:930~1070hPa 温度:-10.0~50.0℃ |
1目盛り | 気圧:1hPa 温度:1℃ |
測定精度 | 気圧:±1hPa(980~1,020hPa)、±3hPa(左記以外) 温度:±2℃ |
本体寸法 | Φ158×D50mm |
本体重量 | 約690g |
★お奨めアネロイド気圧計はこちら
静電容量式気圧計
※ 弊社はかり商店では、現在静電容量式気圧計のお取り扱いはしておりません。
静電容量式気圧計は、気圧の変化を、中にあるセンサー部分の電気的な性質(静電容量)の変化として定義し、測定しています。気象庁の気圧計測には主にこの静電容量式気圧計が用いられています。
★静電容量型圧力センサの模式図
ダイヤフラム(「受圧素子」:多くはシリコン素材)のたわみを電気信号に変換します
ピエゾ抵抗式気圧計
シリコン単結晶板をダイヤフラム(受圧素子)とし、その表面に不純物を拡散させ抵抗ブリッジ回路を形成、圧力が加わった時の抵抗ブリッジのひずみを抵抗値変化として検出し、圧力(気圧)を算出します。
この抵抗に加わった圧力によって抵抗値(電気通電率)が変化する現象を「ピエゾ抵抗効果」と呼ばれています。
お奨めピエゾ抵抗式気圧計
メーカー | 佐藤計量器製作所 |
機種 | デジタル気圧計(ピエゾ抵抗式圧力センサ) |
測定範囲 | 気圧:600.000~1100.00hPa |
1目盛り | 気圧:0.01hPa |
測定精度 | 気圧:±0.50hPa(700.00~1100.00hPa)、±1.00hPa(左記以外) 温度条件(10~40℃) |
適合規格 | EMC EN61326-1 Class-A |
本体寸法 | 約W200×H90×D280mm(突起部を除く) |
本体重量 | 約3kg |
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