【はかり商店】はかりのデータ出力【製品事例】計量データ管理を導入したい製造業の方、必見!【2024年版】
はかりコラムここではお客様からしばしばお問い合わせを頂きます「計量データの出力」についてまとめてみました。
天びんやはかりで計量したデータをパソコンに取り込んで分析やデータベースの作成に使用したい、パソコン側から計量器のマスターデータや計量データのコントロールをしたいなど、天びん・はかりから計量データをパソコンへ送受信をする場合、どんな方法があるのか、それぞれどう違うのか、分からないことも多いと思います。
はかり商店では様々なお問い合わせにお答えしております。お気軽にお問い合わせ下さい
目次
はかりのデータ出力 事例から検討する
はかり商店とそのグループ会社の提案実績をもとに、具体的な導入事例をご紹介いたします。
①はかりのデータをExcelで管理したい
エー・アンド・デイ EJ-Bシリーズ & USBインターフェイス
最小表示/0.001g~0.1g
ひょう量/120g~6100g
※別途USBケーブルA-Bタイプが必要
EJ-BシリーズにUSBインターフェイスを取り付 け、USBケーブル(別途必要)を使用することで、PCへcsv形式でデータ出力が可能です。データ受信専用ソフトウェアは必要ありません。
※データ受信専用ソフトウェア(メーカーから無償ダウンロード可能)が必要な器種もあります。
②電子天秤からデータをとって分析したい
オーハウスの電子天秤 & USBインターフェイスケーブル
オーハウスの電子天秤はラボ・分析分野に特化しています。以下の電子天秤に搭載USBインターフェイスとケーブルでPC接続が可能です。メーカーが提供する無償アプリケーションでデータの取り込みができます。
エクスプローラーは電子天秤にPC接続専用ソフトウェア(ドライバ)が付属しています。
アドベンチャーシリーズはUSBメモリでのデータ移行も可能↓
パイオニアシリーズは「PR」はRS-232C接続で可能です。「PXシリーズ」はUSBとRS232Cで接続可能です。
③はかりとプリンタを接続して使用したい
計量器側にはRS232Cインターフェイスが搭載されていることが一般的です。ケーブルでつなげば、計量器からプリンタへの出力が概ね可能です。
計量値が安定したときにはかり側のボタンで出力したい、また、計量器に防塵防水機能がない場合はプリンタの印字ボタンで出力したい等、現場によって出力するタイミングは様々です。悩まれた場合は当店にご相談ください。
タニタ TLシリーズ RS付 + プリンタ
タニタの検定付はかりTLシリーズは「接続仕様なし」「RS接続あり」「USB接続あり」からお客様の必要にあわせて選ぶことができます。
タニタの感熱式プリンタセットを同時にご使用いただくと、セットアップ作業がスムーズです。
④水で濡れる現場で計量データをとりたい
エー・アンド・デイ SC/SEシリーズ & Bluetooth出力インターフェイス
ひょう量:30~150kg
最小表示:0.005~0.05kg
エー・アンド・デイ SCシリーズ、SEシリーズはIP68の防水台はかりです。
オプションのBluetooth出力インターフェイスをつけることで、PC・スマートフォン・タブレットなどへ直接接続が可能になります。
上記と同じ構成で、防水タイプの卓上はかりを使用したい場合はこちら
⑤防爆地域で使用するはかりから計量データをとりたい
クボタ 防爆はかり KL-IS & データキャリア (& 取付ブラケット)
防爆対応のデータキャリアをオプションで使用することで、防爆地域でのデータ管理が行えます。赤外線(IR)通信です。記憶データは最大2000件です。
データキャリアにプリンタ出力用のインターフェイスが搭載されています。
PCに接続する場合は以下のような構成になります。
KL-DTには別売りオプションでSDカード、USBインターフェイスがあります。
※取り付けブラケットは別売りです。
新光電子 防爆はかり FZ/FZ-B & BTZ Bluetooth出力ユニット
危険個所で計量器と赤外線(IR)通信を行ってデータを保存し、非危険個所(オフィスなど)でPCやプリンタにBluetooth接続でデータの出力が可能です。
⑥出荷管理に使用するためにデータ記録したい
【個数で管理する】新光電子 CUXシリーズ & クロスケーブル
ひょう量:220~15,000g
最小表示:0.001~0.1g
CUXシリーズの計量器にRS-232Cのオス(9ピン)が標準装備されています。左記のシリアルコンバーターとクロスケーブルを同時に使用することで、USB接続でのPC出力が可能になります。
【重量で管理する】オーハウス ディフェンダー3000シリーズ
オーハウスコーポレーションのディフェンダー3000シリーズは多機能でデータ管理に最適。どんな現場でもタフに使用できます。
RS接続の場合
USB接続の場合
イーサネット接続の場合
データの取り込みには、メーカーから無償ソフトウェアが提供されます。
※ソフトウェアは英語版です
防水タイプはこちら
⑦原料管理に使用する台はかりからデータ記録したい
守隨本店 Uフレームスケール DBKシリーズ スチールタイプ
ひょう量:600kg~2,500kg 最小表示(目量):0.2kg~1kg
原料の入庫管理・在庫管理(棚卸し等)にもにぴったり。Bluetooth接続でスムーズにデータ管理が行えます。
デバイスからそのままPC等に転送するだけ。データ管理が簡単です。また、Bluetooth接続可能なポータブルプリンタをご利用する場合に大変便利です。
※デバイスにはアプリケーションのインストールが必要です。
検定なしタイプの場合は以下をセット購入します。
検定付タイプの場合、表示器AD-4406Aがセットになります。別途データ通信機SD1000が必要です。お問い合わせください。
⓼PCにリアルタイム通信したい
クボタ 台はかり KL-SD2シリーズ
最小表示:1~500g /ひょう量:6~1,500kg
トレサビリティ確保や計量データ活用ニーズ増加に伴い、お客様の用途や環境に適した方法で計量データが出力可能です。
Bluetoothによる無線データ出力のほか、USBやシリアル通信(RS-232C)でもデータ出力が可能です。
※通信機能を使用するには、出荷時にオプション部品の組み込みが必要です。必ず同時にご注文ください。※複数の通信方式を同時に搭載することはできません。※別途メーカー組み込み費用がかかります。
Bluetooth接続の場合
RS-232C出力の場合
USB出力の場合
⑨データを入出力したい
PCから電子天秤の制御をする:新光電子 ALEシリーズ
メーカーに製品を登録し、RTSというソフトをダウンロードします。(無償)
パソコン側で、ゼロ点調整、風袋引き、出力制御(常時出力、安定出力など)、日付時刻出力、コンパレータ設定(上下限設定)、モード切替(重量・個数)等が可能です。
例えばコンパレータ設定であれば、パソコン側でいくつか設定値(計量物のマスター)をもっておき、パソコン側で設定を選択することで計量器側の設定が可能。
RS-232C接続はこちら
Bluetooth接続はこちら
USB接続はType-Bのコネクタが標準搭載なのでケーブルはType-B→Type AかCをご準備ください。
PCから台はかりの制御をする:エーアンドディ FGシリーズ
パソコン側で、ゼロ点調整、風袋引き、出力制御(常時出力、安定出力など)、モード切替(重量・個数)が可能です。
以下を同時にご購入ください。
ケーブルは以下をご購入ください。
RS232Cで接続する場合
USBで接続する場合
⑩計量販売にあたって商品マスタを登録してデータを管理したい
イシダ 対面計量プリンタ UNI-10
対面販売で肉・惣菜など販売する際、重量値と金額をプリントして製品に貼り付けする場合にご使用頂けます。
設定や商品マスター登録などのセットアップ等、担当者が直接お客様とお打ち合わせのうえで、導入して頂く製品です。
お問合せ頂ければ、株式会社イシダテクノもしくは全国各地の株式会社イシダ 代理店からご提案可能です。ぜひお問合せください。
⑪様々な種類の計量データを管理したい
イシダ IZ-8000 廃棄物計量タイプ
上記を全てかなえたい場合はこちら。高機能タイプ。
計量物の種類が多くあり、重量値の登録が多く必要で、データ管理を一括で行いたい場合に便利です。
お打ち合わせ商品です。お問合せ頂ければ、株式会社イシダテクノもしくは全国各地の株式会社イシダ 代理店からご提案可能です。ぜひお問合せください。
はかり商店では、お電話でもメールでもご相談を受け付けております。無料のアプリケーションでは必要なデータが出力出来ない場合にも、弊社グループ会社でシステムを作成することもできます。
データ入出力についての知識
計量結果を外部に出力する接続方式について
現在販売されている電子はかりは、データを出力するための機能を備えているものが多くあります。
計量結果の出力方式に関して主なものをご紹介します。
①USB接続
USBケーブルを経由、またはUSBメモリを接続して計量データをパソコンへ受け渡します。
ケーブルで接続する場合には、計量器の通信仕様に応じたUSBケーブルと計量機器のメーカー様が公開しておられるUSBドライバのインストールが必要となる場合が多いです。
USBメモリを接続する場合には、多くの場合、計量データをCSVなどのデータに変換して保存する場合が多いです。
②RS出力(RS232Cなど)
RS-232Cを代表とするシリアル通信による出力です。RS-232C以外にはRS-422、RS-485などがあります。シリアル通信はメーカー毎に通信手順やコネクタの形状が異なっている場合が多く、独自仕様となっていることもあります。
一般的にははかり1台に対してパソコン1台の接続が可能です。通信距離は上記の接続方式に依存しますが、安定してデータを送信することが出来ます。はかりと接続したパソコンなどの機器との間で双方向通信を行える場合もあります。
最新技術ではなく「レガシー」な技術に基づきますが、それだけに対応機器が多いのも特徴的です。
出力されるデータ形式については、メーカーあるいは機器ごとに、または通信手順毎に異なるフォーマットによって提供されているのが標準的でコンピューター上でこの通信手順でデータを送受信・処理・加工を行うためには、そのためのソフトウェアが必要となる場合が一般的です。
③イーサネット
一般的に「LAN」と呼ばれている通信方式です。
はかり多数に対してパソコン多数と接続することも可能になる場合があります。その場合複数のはかりのデータを1台のパソコンで収集することができます。また、パソコンから計量器へのコントロールも可能に成る場合があります。
この通信手順を使用する場合は計量器側にLANアダプターが必要となり、「IPアドレス」を使用しネットワークを構築する必要がある場合があります。無線LANアダプタなどを使用して無線化することも可能となる場合があります。
④無線ユニット
Bluetooth・赤外線通信などを使用してデータを無線で送ります。Bluetoothの場合は、はかり1台とパソコン1台(またはプリンタ1台)のペアリングして接続します。通信距離は接続方式に依存します。この通信手順を使用する場合、データ出力形式は上記のRS方式のように特定のデータフォーマット・通信手順を必要とする場合や、パソコン上でそのまま使用可能なCSVでなどのデータで送信される場合もあります
Bluetooth通信、赤外線(IR)通信は「直線通信」です。遮蔽物のない環境でのご使用をおすすめします。現場の状況をご確認ください。
(データロガーの例)
⑤データロガー
データロガーはIR通信(赤外線通信)、シリアル通信、専用コネクタなどを使用して、はかりからデータを受け取ります。赤外線での送信になるので、はかりとデータロガーを線で繋ぐ必要がありません。防爆地域でのデータ送信に向いています。
また、データロガーは記録できるデータによってさまざまな種類があります。はかりで計量したデータを記録するためのもの、温度を記録するためのもの、温度・湿度共に記録できるものなど。環境ロガーと呼ばれるものもあり、はかりで計量を行った上で、はかり周辺の温度・湿度・気圧などを記録することができるすぐれものです。記録できる容量もデータロガーごとに違います。たくさん容量があったとしても送信するデータの容量が大きければ、データを保存できる量も減ってしまいます。
取得可能なデータの種類やデータの形式などはメーカー・機器によって異なります。
CSVテキストデータがほしい
PCにUSBコネクタがあって、そのまま計量器からデータが受信できるものとできないものがあります。
そのまま計量器からデータ受信できない仕様の場合、専用ドライバ(ソフトウェア)でデータを受信してから、テキスト形式に変換して出力します。
データの処理方法について
データを処理する際にはバッチ処理とリアルタイム処理の2種類の方法があります。
バッチ処理
バッチ処理のバッチ(batch)は群れ、束という意味があり、データをまとめて一括して処理をし、ためておいたデータをまとめてデータ送信します。夜間や早朝など空いた時間、コンピューターの負荷の少ない時間を活用して行うことが出来、送信したい時間や回数も設定することができるものもあります。上述の「データロガー」による処理はコンピューターに対しては多くの場合バッチ処理となります
リアルタイム処理
発生したデータを、1件1件即時にコンピューターに送信する処理をリアルタイム処理といいます。基本的にオンラインで行われるので オンラインリアルタイム処理、オンライントランザクション処理といいます。上述のRS出力(シリアル通信)、イーサネットなどは多くの場合リアル処理となります。
リアルタイム通信について
計量器は測定物を計量皿においてから、安定するまでに0.1~数秒程度の時間がかかります。安定時間は計量器のセンサや精度によります。
計量値が安定するまでの間の数値も必要なのか、計量値の重量値が確定してからの数値が必要なのかで「リアルタイム」通信のとらえ方に違いがあります。
データ入出力の手順(例)
はかりのデータ入出力をご検討されているお客様へ
どうせならたくさんのはかりやパソコンに接続出来たほうがいいのでは?と、思いますよね。
たくさん接続しているということは、例えば1台のパソコンがウイルスに感染、接続している他のパソコンからも大事なデータが外部へ漏洩してしまう可能性があるということです。何でもかんでも接続してしまうのは、そういったリスクもありますので注意が必要です。
計量結果を出力したいと思っていても、はかりの使用環境やはかりによって使用できる通信方法はさまざま。はかりとパソコンを接続するケーブルやインターフェースはオプションとなっており、別途購入する必要があります。
計量結果を出力するためには、パソコン側で取り込み用のソフト、アプリケーションが必要です。メーカーが無料で提供しているものもありますが、必要としているデータを全て出力できるとは限りません。
ケーブルがいっぱいあって、このはかりに対応しているものはどれだろう…どれを選べばいいか分からない…このはかりで出力できる内容がわからないなど…そんなお悩みに!
まずは現状の使用環境やどういったデータが必要になるかをお伝え下さい。専任の担当者がお客様に合うはかりをご案内させていただきます。
各メーカー データ出力関連 商品リスト
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