測定範囲:0~150mm
最小表示:0.01mm
AD-5764Aは、大型液晶表示のデジタルノギスです。読みやすく使いやすい測定工具のスタンダードとして、様々な現場で活躍しています。
●高速応答性:最大応答速度3m/s
●ムラのない滑らかな、しゅう動性
●サムローラー付きなので、転がして微量な調整が可能
●データーホールド機能付
●オートパワーオフ機能付
商品番号 | 6005AD5764A-150 | 製品名 | デジタルノギス |
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型番 | AD-5764A-150 | 測定範囲 | 0~150mm |
最小表示値 | 0.01mm | 器差:25℃ 内側・外側測定 |
±0.03mm:0~150mmの範囲 ±0.04mm:150mm以上の範囲 ※ ±0.01の量子化誤差は含まず。 |
繰り返し精度 | ±0.01mm | 最大応答速度 | 3m/s |
動作温湿度範囲 | 温度:0~40℃ 湿度:80%RH以下・結露しないこと |
保存温湿度範囲 | 温度:-10~60℃ 湿度:80%RH以下・結露しないこと |
デップスバー | 有り | 微動送り機能 | サムローラー付 |
材質 | ジョウ・本尺:SUS420J2 表示部:ABS樹脂 |
防水レベル | 非防水 |
電源 | CR2032形リチウム電池×1 個 | 電池寿命 | 約1年 |
本体サイズ | 約L235×W76×H15mm | 製品質量 | 162g |
成績書発行 | 対象製品 | 付属品 | ・プラスチックケース・性能検査表 ・取扱説明書・モニタ用電池 ※1 |
JANコード | 49 81046 46717 9 |
備考 | ※1. 付属の電池はモニタ用ですので、電池寿命が短い場合があります。 |
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※オプション追加で可能な機能を含みます。
ノギスでは、様々な長さを測ることができますが、測定したい場所によって測定方法が異なります。
ここでは、ノギスの4つの測定方法をご紹介いたします。
[外側測定]
測定物の外径を測る際には、外側測定用ジョウで測定物を挟み込み、外側測定面を測定物に密着させて測定します。
[内側測定]
穴やパイプなどの内径を測る際には、内側測定用ジョウ(クチバシ)を測定部分に差し込み、内側測定面を測定物に密着させて測定します。
[深さ測定]
穴や溝の深さを測定する際には、デプス基準面を測定部分に密着させ、デプスバーを挿入して底に当てて測定します。
デプスバーを使った深さ測定は不安定なため、測定面が十分に広い場合には、段差測定を行ってください。
[段差測定]
段差測定面を測定部分に差し込み、測定します。
段差の隅が丸みを帯びている場合には、デプスバーを使った深さ測定を行ってください。
スライダーを閉じたときに、本尺とスライダーの端が一致しないノギスは段差測定ができません。
ノギスで測定する際、正しい使用方法で測定しないと、結果に誤差が出てしまいます。デジタルノギスでも同じことが言えます。
ここでは、ノギスで測定物の長さを正しく測る際の注意点を測定方法ごとに分けてご紹介いたします。
[外側測定]
①測定物の挟み方
外側測定を行う際には、ジョウの先端で挟むのではなく、外側測定面の中央部で測定物を挟んで測定してください。
その際、奥の「逃がし」と呼ばれる凹み部分は使わないように注意してください。
サムローラーが付いている場合は、サムローラーを転がし、外側測定面に対して測定物が垂直に密着するように調整を行ってください。
②ジョウの角度
測定物をジョウで挟む際、ジョウが測定物の軸に対して垂直になるように挟んでください。
[内側測定]
③クチバシの位置(円柱)
円柱などの穴径の測定時には、クチバシ(内側測定用ジョウ)を円の中心に差し込み、直径に一致させます。
④クチバシの位置・角度
クチバシは先端で測るのではなく、穴や溝に深く入れてください。
また、クチバシを測定物の中心線と平行になるように当ててください。
穴径の測定時には、クチバシを測定物の中心線に対して垂直になるように差し込みます。
[深さ測定]
⑤デプスバーの位置・角度
穴や溝の深さを測る際には、デプスバーを穴の底に当て、デプス基準面を縁に密着させて垂直に立ててください。
穴の底の隅が丸くなっている場合もあるので、逃がしを隅に当てるようにしてください。
[段差測定]
⑥測定物とノギスの密着
段差測定面の中央部で挟み、測定物の段差と本尺・スライダーの段差を密着させてください。
また、必要以上の強い力を測定物に加えてしまうと正しい測定結果が得られないので、測定物を強く押さえすぎないように気を付ける必要があります。
デジタルノギスを使用する際、ゼロリセットを利用することで、直接測定の他に測りたい対象物の寸法に関係のある別の測定結果を用いて測定する「間接測定」や2つの測定物の寸法差を測定する「比較測定」が可能になります。
ここでは、間接測定・比較測定の測定例をそれぞれ2つずつご紹介いたします。
[間接測定1]同一径の2つの穴の中心間寸法の測定
Aの寸法を測定したまま、ゼロリセットします。
次にそのままBの寸法を測定することで、中心間Cの寸法が測定可能です。
[間接測定2]穴あきの測定物の底面部分の厚み測定
Dの寸法を測定したまま、ゼロリセットします。
次にそのままEの寸法を測定することで、Fの寸法が測定可能です。
[比較測定1]2つの測定物の寸法差の測定:2つとも外径測定
Gの寸法を測定したまま、ゼロリセットします。
次にそのままHの寸法を測定することで、GとHの寸法差が測定可能です。
[比較測定2]2つの測定物の寸法差の測定:外径測定と内径測定
Iの寸法を測定したまま、ゼロリセットします。
次にそのままIの寸法を測定することで、IとJの寸法差が測定可能です。
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