測定のキーとなる質量のセンサー部に「ＳＨＳ」を採用し、高感度・高精度の計量をベースとした再現性の高い水分率計測が少量のサンプルで可能です。

新開発の機構とハロゲンランプの組み合わせにより、測定時間の短縮と再現性の高い測定結果を実現しました。
ＳＲＡ=Ｓecondary Ｒadiation Ａssist ハロゲンランプの熱を直接試料に伝えず、二次輻射を利用する機構

水分率の変化をリアルタイムでグラフ化する専用ソフトウェアWinCT-Moistureにより、容易に最適な加熱温度等の設定が可能となります。
対応OS：Windows XP、Vista、7、8、10

専用の温度キャリブレータ(別売)の使用により、加熱時の試料皿温度の校正とその結果をＧＬＰ・ＧＭＰ・ＩＳＯに対応した形で出力することができます。

標準試料としての「酒石酸ナトリウム」により、水分率の測定精度を確認することができ、いつも精度の高い測定を維持することが可能です。

各試料の測定条件を最大２０通り記憶し、使用時に呼び出すことができますので、作業時間の短縮や設定ミスの低減がはかれます。 測定結果を最大１００個記憶し、記憶された測定結果はプリンタやパソコンへの一括出力が可能です。

測定精度と加熱温度を指定するだけで自動的に水分率を測定する「標準モード」のほか、
①急速モード：測定開始後、一定時間高温で熱し、測定時間を短縮
②自動終了モード：水分率の時間変化が一定以下になると測定終了
③タイマーモード：一定時間加熱して水分率を測定
④マニュアルモード：キー操作で測定終了し、水分率を決定
以上から最適のモード(終了条件)が選べます。

各種測定値、設定値、変化率、動作状態、データ番号など重要な情報を明瞭に表示します。

ハロゲンランプはユーザーご自身により取り外し・交換が可能で、試料皿は洗って再利用可能。