測定範囲:
WBGT:0.0~50.0℃
温 度:0.0~50.0℃
相対湿度:10.0~90.0%RH
黒球温度:0.0~80.0℃
※ JIS B 7922:2023 クラス2に適合
AD-5695DLBは、電子式湿球黒球温度(WBGT)指数計JIS B 7922:2023のクラス2に適合した製品です。
JIS B 7922:2023は、湿球黒球温度(WBGT)指数を測定する電子式指数計について規定されており、作業者、スポーツ行事の参加者、日常生活者などが暑熱環境に暴露されることによる熱中症の発症リスクを把握するために用いることができます。
JIS B 7922:2023適合品は、暑熱環境における試験を行い、JIS Z 8504に規定されている機器との比較試験を行った結果、測定値の誤差が適正に修正された製品です。
●JIS B 7922:2023 クラス2に適合
●最大12,000ポイントの測定データを記録・保存
●直径75㎜の全球形石川式黒球により、安定した測定が可能
●使用場所に合わせて屋内と屋外のモード選択が可能
●市販のカメラ用三脚に取り付け可能
●WBGT(熱中症指数)・温度・湿度の同時表示。黒球温度は切替表示
●最高値・最低値のメモリー機能
●表示ホールド機能
●データロガーのID番号設定が可能
●成績書発行可能(別費用)
※ 4台以上でのご発注は、価格についてご相談下さい。
商品番号 | 4005AD5695DLB | メーカー品番 | AD5695DLB |
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品名 | 黒球形熱中症指数データロガー | 型式 | AD-5695DLB |
表示項目 | 熱中症指数(WBGT) ※1 温度(TA)・相対湿度(RH)・黒球温度(TG) |
測定項目 | 温度(TA)・相対湿度(RH)・黒球温度(TG) |
熱中症指数:WBGT ※1 |
測定範囲 :0.0~50.0℃ 表示範囲 :ー2.0~52.0℃ 表示分解能:0.1℃ |
熱中症指数測定精度 | 室内モード(IN) :±1.0℃ 室外モード(OUT):±1.0℃ |
温 度 | 測定範囲 :0.0~50.0℃ 表示範囲 :ー2.0~62.0℃ 表示分解能:0.1℃ |
温度測定精度 | ±0.6℃ |
相対湿度 | 測定範囲 :10.0~90.0%RH 表示範囲 :0.1~99.9%RH 表示分解能:0.1%RH |
相対湿度測定精度 25℃時 |
±5%RH:20.0~90.0%RH ±7%RH:10.0~19.9%RH |
黒球温度 | 測定範囲 :0.0~80.0℃ 表示範囲 :ー2.0~82.0℃ 表示分解能:0.1℃ |
黒球温度測定精度 | ±0.6℃ |
JIS B 7922 :2023 |
制度区分:クラス2 | 熱中症指数:WBGT ※1 |
室内モード(IN) :WBGT=0.7WB+0.3TG 室外モード(OUT) :WBGT=0.7WB+0.2TG+0.1TA ※2 WB |
センサ | TA(温度) :サーミスタ TG(黒球温度):サーミスタ RH(相対湿度):静電容量式 |
サンプリング (測定間隔) |
2秒毎 |
黒球 | 外径:Φ75mm 厚さ:0.5mm 材質:銅製 放射率:0.95 |
材質 | 本体・アタッチメント:ABS ボタン:ラバー LCDパネル:アクリル 三脚穴:SUS304 |
アラーム 設定 | 設定範囲:20.0~50.0℃ 0.5℃刻みで設定可能 |
ブザー音量 | 約80dB :10cmの距離にて |
データログ機能 データ |
保存先:内部メモリ 保存数:12,000ポイント |
データログ機能 ファイル |
形 式:CSV形式 記録項目:年月日・時刻・IN/OUT設定・温度 相対湿度・黒球温度・熱中症指数 |
データログ機能 記録間隔 |
間隔:1/2/5/10/30/60/90/ 120分から選択 |
データログ機能 スタート遅延 |
記録スタート:ボタン操作 スタート遅延:0/2/5/10/30/60/90/ 120分/12時間から選択 |
動作環境 | 温度:0~50℃ 湿度:0~90%RH ただし結露しないこと 風速:0.3m/s 以上 ※3 |
保存環境 | 温度:-10~55℃ 湿度:0~95%RH ただし結露しないこと |
電源 | 単4形アルカリ乾電池×4個 ※4 | 電池寿命 | 約700時間 ※ アルカリ電池使用・周囲温度25℃で、 アラーム動作なし・バックライトオフの場合 |
外形寸法 | 黒球:Φ75mm・全球形 本体:W75×D75×H301mm ※黒球含む |
本体質量 | 約290g ※電池含む |
標準付属品 | ・単4形乾電池×4本 ※4 ・保護フィルタ・通信ケーブル・ハードケース ・ネックストラップ・熱中症予防指針ラベル ・取扱説明書 |
JANコード | 49 81046 57787 8 |
備考 | ※1. ㈱エー・アンド・デイでは、熱中症予防対策の啓発の一環として、暑さ指数(WBGT)を具体的にわかりやすく「熱中症指数」と呼称しています。 ※2. WBは、湿球温度で、温度と相対湿度より算出されます。 ※3. 本製品は風速0.3m/s未満の環境では正しく測定できない可能性があります。風速が0.3m/s未満の微風あるいは無風速の環境で使用する場合は注意が必要です。 ※4. 付属の単4形アルカリ乾電池2個)は、モニタ用です。 |
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※オプション追加で可能な機能を含みます。
この商品の修理区分は「センドバック修理品」になります。
修理が必要な場合は、下記をご覧の上、お問い合わせください。
■年月日・時刻・熱中症指数(WBGT)・黒球温度・温度・相対湿度・IN/OUT設定の7項目を1ポイントとして、最大12,000ポイントのデータを内蔵メモリに記録できます。
測定間隔1分で、連続約8日間の測定データを記録することができます。
■本体とパソコンをUSB通信ケーブル(標準付属)で接続すると、内蔵メモリに記録された測定データをパソコンにCSVファイルで保存することができます。
特別なソフトウェアをインストールする必要はありません。
■パソコンに保存したCSVファイルはExcelなどの表計算ソフトウェアで開き、データ解析ができます。
本体とパソコンをUSB通信ケーブル(標準付属)で接続すると、パソコン上でデータ記録の設定ができます。
必ず設定保存より先に測定データの出力を行ってください。設定保存すると、本体に保存されている測定データが消去されます。
■PC画面の言語
日本語・英語・中国語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語
から選択
■データ記録間隔(サンプル間隔)
1分・2分・5分・10分・30分・60分・90分・120分
から選択
■スタート遅延時間
0分・2分・5分・30分・45分・60分・90分・120分・12時間
から選択
■ID番号
0000~9999で入力
本製品は、直径75mmの全球形 石川式黒球により、安定した測定が可能です。
本製品の三脚ネジ穴のサイズは、1/4-20UNC です。市販のカメラ用三脚に取り付けが可能です。
正確な測定のために、高さ1.1mの位置に設置してお使いください。
■熱中症指数(WBGT)とは、熱中症を含む暑熱環境において人が受ける熱ストレスを評価する指数です。
エー・アンド・デイでは、熱中症予防対策の啓発の一環として、暑さ指数(WBGT)を具体的にわかりやすく「熱中症指数」と呼称しています。
■暑さ指数(WBGT 湿球黒球温度: Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。
暑さ指数は暑さが人のからだに与えるストレスを示したものです。人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目し、
①湿度
②日射・輻射などの熱的環境(黒球温度)
③気温(乾球温度)
の3つの項目を取り入れた指標です。
※正確にはこれら3つに加え、風(気流)も指標に影響します。
単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。
暑さ指数(WBGT)は、日常生活やスポーツ、労働環境の熱中症予防の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。
■エー・アンド・デイでは熱中症対策の啓発の一環として、前述の通り、暑さ指数(WBGT)を分かりやすく「熱中症指数」と呼称しております。
WBGTは、窓をあけている場合、周りのエアコンの稼働率や、風通しなどに大きく影響受けるので、気温とは別にWBGTをチェックすることが熱中症対策においては重要になってきます。
■参考
●㈱エー・アンド・デイ:A&D電子計測機器公式ブログ内「暑さ指数(WBGT)とは?」
●㈱エー・アンド・デイ:A&D電子計測機器公式ブログ内「暑さ指数(WBGT)の計算方法」
以下は、日本生気象学会「日常生活における熱中症予防の指針」Ver4 からの抜粋です。
■熱中症とは
熱中症とは暑熱が原因となって発症する、「皮膚の障害などを除外した暑熱障害(heat disorders)」の総称で、熱失神、熱けいれん、熱疲労および熱射病に分類される。
発症の原因は主として、過度の体温上昇と脱水であるが、それぞれの発症機序と症状は以下のとおりである。
① 熱失神は、立位姿勢の為の下肢への血液貯留と熱放散の為の皮膚血管の拡張によって血圧が低下・脳血流が減少しておこるもので、めまい・失神などがみられる。
② 熱けいれんは、大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分濃度が低下した時に、足・腕・腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんがおこるもので、めまい・頭痛・吐き気などの症状があれば、熱疲労として扱う。
③ 熱疲労は、たくさん汗をかくことによっておこる脱水とそのための循環不全(血液不足)による症状で、脱力感・倦怠感・めまい・頭痛・吐き気などがみられる。
④ 熱射病は体温上昇のため中枢機能に異常をきたした状態で、意識障害(応答が鈍い・言動がおかしい・意識がない)がおこり、体温調節機能が失われるため外部からの冷却と救急救命処置なしには死に至るものである。
■参考
●㈱エー・アンド・デイ:A&D電子計測機器公式ブログ内「熱中症とは?」
以下は、日本生気象学会「日常生活における熱中症予防の指針」Ver4 からの抜粋です。
■日常生活における熱中症予防指針
熱中症の発症には温度・湿度・気流・放射熱などの温熱環境因子のほかに、性別・年齢・既往歴や健康状態などの人的因子、運動・労働・日常生活活動などによる熱産生、ならびに着用している衣服の影響など、様々な要因が作用している。したがって、予防指針を策定するにあたってこれらの要因を考慮した予防指針づくりをする必要があるが、発症要因が複雑多岐にわたることから、全ての要因を網羅することは困難なことである。
本指針では、温熱環境因子の指標であるWBGT(Wet-bulbglobe temperature:湿球黒球温度)を「温度指標」に採用し、その温度指標によって「危険」(31℃以上)・「厳重警戒」(28℃以上31℃未満)・「警戒」(25℃以上28℃未満)・「注意」(25℃未満)の4段階の「温度基準域」に分けた。
■指針の活用に当たっての注意
環境に対する人の対応には個人差があることはいうまでもない。この指針はあくまで一般的な集団を対象としたものである。
この指針を利用するに当たっては、年齢や性別、暑熱順化の程度を考慮して、熱中症予防に心掛け、暑さ対策が行われることが期待される。
■参考
●㈱エー・アンド・デイ:A&D電子計測機器公式ブログ内「暑さ指数(WBGT)による熱中症予防のための行動指針」
●A&D電子計測機器公式ブログ内「熱中症による死亡数、熱中症指数計の活用」
●A&D電子計測機器公式ブログ内「高齢者のための熱中症対策」
本製品は、熱中症発症を完全に防止できる製品ではありません。熱中症の発症は、温度・湿度・輻射熱などの温熱環境、性別・年齢・既往歴や健康状態などの個人差、運動・労働・日常生活活動などの状況、など様々な要因が作用します。ご使用にあたっては、本製品の特性をよくご理解の上、あくまで目安としてお使いください。 本製品をご使用中、気分が悪くなった場合には、本製品の表示に係わらず、涼しい場所に移動したり、医師の診察を受けるなどの処置をしてください。
また、本製品は風速0.3m/s未満の環境では正しく測定できない可能性があります。風速が0.3m/s未満の微風あるいは無風速の環境で使用する場合は注意が必要です。
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