島津が世界に先駆けて開発したアルミ一体形質量センサ、ＯＰＦセンサに更に改良を重ねた質量センサです。
ユニブロックは、ひと塊のアルミ合金を精密放電加工し従来のセンサブロックを一体化したもので、ネジやバネなどを使用していません。その均一構造によって応答性と温度特性が格段に向上し、シンプルかつコンパクト化できたことにより耐衝撃性がＵＰしました。長期間の使用においても信頼性の高い質量測定が実現します。

メカニカルユニットのシールド構造により従来の分析天びんでは抑えることが難しかった風や対流によるふらつきを徹底的に抑えます。ドラフトチャンバ内でも従来より安定して使用できます。

荷重・設置場所の振動、その他周りの環境条件から電磁式センサの心臓部に当たるフィールドバックコイルに流す電流をマイコンが判断し、ディジタル制御します。わずか3秒（当社従来機種比で約1/2）で高速応答表示、もちろんゼロ戻りもすぐ。すばやく最適な測定モードが決定でき、優れた安定性・応答性を実現します。待ちを感じさせないスピーディな測定をご提供します。

ＰＳＣ(Perfect Self Calibration)完全自動校正：AUW-D/AUW/AUXタイプのみ
　感度に影響を及ぼす室温の変化があったとき天秤がそれを感知し自動的に校正を開始
ワンボタン校正：AUW-D/AUW/AUXタイプのみ
　ボタン操作ひとつでいつでも校正できます
タイマーＣＡＬ：AUW-D/AUWタイプのみ
　あらかじめ設定した時刻に天びんが自動的に校正を開始します

校正分銅の位置は試料が載る位置の真下としました。内蔵分銅を使用しての感度校正の際、四隅誤差の影響を受けず極めて正確な感度校正ができます。

小気味よいスムーズな開閉でひょう量作業をラクにします。また扉は簡単に取り外すことができ秤量室内の清掃をしやすくなっています。さらに、扉のレールは簡単に取り外し交換することができます。

Ｅｘｃｅｌ等Windows®のアプリケーションに簡単にデータを取り込めます。ＲＳ-２３２Ｃインタフェースの取り付けや、ソフトのインストールは一切不要。用意するものはＲＳ-２３２Ｃケーブル１本だけです。

プリンタ(オプション)を接続すれば、データが日付、時刻入りで残せます。また、校正結果も日時、時刻入りで残せ、GLP/GMP/ISO9000が要求する計量管理やトレーサビリティの確立に最適です。スタンバイ時は時計表示に。

プリンタ(オプション)を接続するだけで「いつ」「誰が」「どの天びんを」校正し、「その結果どうだったか」ということが自動的にプリントでき、GLP/GMP/ISO9000体制構築のための記録データにそのまま利用できます。そのための面倒な操作は一切必要ありません。

１秒～９９分５９秒までの設定した時間間隔で自動的にデータ出力できます。プリンタ接続やWindows® 直結機能と組合せ便利にお使いいただけます。