調合、ふるい分析、および密度測定を含む１０種類もの高度なアプリケーションモードにより、レンジャー７０００は、製造工程におけるあらゆる産業用途の計量および測定ニーズを満たします。多くのアプリケーションモードにより、複雑で時間のかかる手計算をなくします。

レンジャー７０００は、計量、チェック、個数計量、および量り込みデータの保存用に２０００品目のアイテムライブラリを、また、調合データおよびふるい分析用に３０品目のアイテムライブラリを有しており、データ保存用に大きなスペースを確保しています。

標準モデル(Ｒ７１ＭＤ)は、最大で７５,０００dの表示分解能を持ちます。
高分解能モデル(Ｒ７１ＭＨＤ)は最大で３５０,０００dの分解能を持ちます。Ｒ７１ＭＨＤ３５は、非常に精密な０.１gの最小表示を持ち、ひょう量および高分解能の精密さが求められる過酷な産業用プロセスおよびテストに適しています。

すべての高分解能モデルは標準で自動校正機能ＡutoＣal™を搭載しており、優れた性能を持つだけでなく、毎日はかりを自動で校正し、日常のメンテナンスに役立ちます。アプリケーションによっては、ユーザーはこの機能をＯＮ/ＯＦＦできます。

自動校正機能は、温度変化を感知した場合、計量の精密さを保証するのに十分な頻度あるいは 11 時間毎に自動で校正します。日々の校正作業に必要な時間を削減します。
どのモデルを選んでも、サンプルを計量皿においてからわずか１秒で結果が表示され、作業効率、生産性、および処理量が向上します。この理想的な機能の組み合わせにより、高い正確さおよび素早い測定という 測定において非常に重要な２点が保証されます。

産業用はかりが必ずしも丁寧に使用されるわけではないことを想定し、レンジャー７０００は過酷な使用にも耐えるように製造されています。
防塵防水保護等級ＩＰ５４、ダイキャスト製ハウジングおよび密閉指示計を有しており、最も過酷な産業環境においてさえも、正確で長期間にわたる動作を保証します。

指示計は、オプションの取り付けキットを使用することでプラットフォームから取り外して壁もしくは作業台に取り付けることが可能であり、作業場の規模や大きさに基づいてはかりのプラットフォームをカスタマイズできます。
さらに、床下計量フックにより、計量プラットフォームに置くのが難しい物体の重量テストや計量を行うことができます。

ＳmarＴext２.０インタフェースにより、レンジャー７０００独自の高度な機能のすべてを素早く容易に使用できます。ＳmarＴext™２.０は、高度なはかりを使いやすくし、作業者の訓練時間を大幅に削減します。また、セットアップもシンプルであり、何回かボタンを押すだけで設定が可能です。

レンジャー７０００は、バックライト付きの明るいディスプレイおよび、５つのクイックアイコン、８つの機能、および１２の英数字キーを持つキーパッドと１０９㎜グラフィックディスプレイからなるナビゲーションパネルを有しており、さらに複数の言語で操作可能で日本語に対応しております。

レンジャー７０００のデータは、標準ＲＳ-２３２ＣもしくはＵＳＢデバイスポートを通じて容易に外部出力できます。追加の接続オプションには、第二ＲＳ-２３２Ｃもしくはイーサネット、およびバーコードスキャナもしくはフラッシュデバイス用の標準ＵＳＢホストポートが含まれます。

ＲＳ-２３２Ｃ、ＵＳＢ、イーサネット、およびバーコードスキャナにより、単一のはかりで完全な在庫制御システムがセットアップ可能であり、複雑なシステムに伴う費用を大幅に削減します。ＧＬＰ/ＧＭＰデータ出力によりトレーサビリティとコンプライアンス要求に対応します。

合計で６つの印刷テンプレートが利用可能であり、必要なデータを印刷できます。素早い印刷用のシンプルで標準的なテンプレートに加えて、５つのカスタマイズ可能なテンプレートが利用でき、用途に応じて必要なデータのみを印刷できるため、不要なデータにかかわる混乱や時間をなくすことができます。ふるい分析用に作成されたＣustom５の標準テンプレートも、必要であればカスタマイズが可能です。