エクスプローラーシリーズのセミミクロ天びんは、ひょう量範囲が５２～２２０g、最小表示が０.０１～０.１㎎の天びんで構成されています。優れた職人技と高速シングルモジュール計量セルに加えて、性能を拡張するための各種機能が製品の設計に組み込まれています。

ＡutoＣal™内部校正システムは、１.５℃の温度変化を感知した時、または３時間毎のいずれか早い方のタイミングで天びんを自動的に校正することにより、オペレータが手動校正を実行していない場合、または適切な校正質量が得られない場合にも天びんの精度を保証できます。さらに、計量誤差を最小限に抑え、高精度の測定を保証するために、ＡutoＣal™では２つの内部分銅を使用して直線校正を行っています。

エクスプローラーの超高速安定時間(０.１㎎：≤３秒、０.０１㎎：≤８秒)と安定化を知らせるサウンドアラームによって計量作業の効率を向上します。

エクスプローラーセミミクロ天びんには、できる限り最適な計量操作を提供する数多くの新しいテクノロジーが組み込まれています。アイコンを利用した操作により、スマートフォンやタブレットコンピュータと同様に画面に触れてフィードバックを送ったり、操作したりすることができます。

ＵＳＢホストポートにより、ＵＳＢ拡張ケーブルを使用してＵＳＢメモリーにデータを直接送ることができます。

天びんのメモリ機能には、９９項目までの容量を備えたライブラリ、調合モード向けの１０レシピライブラリなどが含まれます。

ユーザーマネージャ機能によって１人の管理者と５人の追加ユーザー用のプロファイルが提供されるため、天びんに記録された過去の結果に影響を与えることなく、複数のユーザーが同じ天びんを使用することができます。

技術の向上により実現されたその他の機能には次のものがあります。
①最小計量値インジケータ
②ＧＬＰ/ＧＭＰデータ収集用リアルタイムクロック
③安定を知らせるサウンドアラーム
④ＳＱＣおよびピペット調整のＴrue Ｔypeフォントによる印字

魅力的な外観のエクスプローラーセミミクロ天びんは、快適な操作性を提供するだけではなく、精度も向上するように設計、構成されています。

オペレータのエクスペリエンスを強化する機能には次のものがあります。
①カラータッチパネルディスプレイ
②４つのタッチレスセンサで、オペレータはハンズフリー操作で機能やコマンドを実行できます。
③計量部とディスプレイを分離できるモジュール設計により、天びんを実験台上の理想的な位置に配置することができます。

特定のモデル(型式末尾：/ＡＤ)で提供される自動ドア機能により、風防ドアに手を触れることなく計量作業を行うことが可能です。そのため、両手が塞がっている状態でも片手をドア開閉のために空ける必要がなく、効率性を向上します。
さらに、自動ドアは単なる使いやすい機能に留まりません。計量結果に影響を与える可能性がある手動操作で生じる振動も最小限に抑えます。

エクスプローラー自動ドアモデル(型式末尾：/ＡＤ)に含まれる内蔵イオナイザーは、正/負の放電極から双極イオンを継続的に発生させ、イオン化した空気を帯電した物質に当てて静電気を除去します。これらの電荷は計量チャンバーに蓄積し、最大数ミリグラムの単位で計量結果を変化させることがあります。