島津が世界に先駆けて開発したアルミ一体形質量センサ、ＯＰＦセンサに更に改良を重ねた質量センサです。
ユニブロックは、ひと塊のアルミ合金を精密放電加工し従来のセンサブロックを一体化したもので、ネジやバネなどを使用していません。その均一構造によって応答性と温度特性が格段に向上し、シンプルかつコンパクト化できたことにより耐衝撃性がＵＰしました。長期間の使用においても信頼性の高い質量測定が実現します。

ＰＣやＰＬＣとの接続に便利なＲＳ-２３２Ｃインタフェースを標準装備しています。
ＰＣ等へ秤量値を直接転送することでヒューマンエラーを防ぎます。
天びんデータ収集ソフトウェア「Ｂalance Ｋeys」を使ってお客様のアプリケーション上にキーボード入力感覚で直接天びんのデータを取り込めます。また複数台の天びんデータも取り込めます。
■ＲＳ-２３２Ｃインタフェース内蔵
ＲＳ-２３２Ｃインタフェースを最初から内蔵しています。
ＰＣやＰＬＣと接続の際、別途インタフェースを取り付ける必要はありません。

■ＵＳＢ接続の場合
オプションのＵＳＢ-シリアル変換キットを介してパソコンに接続可能です。

■下記主要各社のＰＬＣで動作実績があります。
　　・三菱電機：Ｑシリーズ
　　・オムロン：ＣＪ２シリーズ
　　・キーエンス：ＫＶ-８０００
　　・ＩＤＥＣ：ＦＣ６Ａシリーズ

■タイマーＣＡＬ
あらかじめ設定した時刻、例えば、始業前・昼休み・終業後などに天びんが自動的に校正を行います。

■【ＩＳＯ対応校正記録が残ります】
プリンタ(オプション)を接続するだけで、「いつ」「どの天びん」を校正し「その結果どうだった」ということを自動的に印字できます。そのための面倒な設定は一切必要ありません。さらに、測定中いつでもデータが日付、時刻入りで印字することが可能です。また校正結果も日付、時刻入りで残せ、ＧＬＰ/ＧＭＰ/ＩＳＯ９００１が要求する計量管理やトレーサビリティの確立に最適です。

■個数測定もおまかせ
　　パーツカウンタ(計数はかり)としてお使いいただける個数測定機能を内蔵しています。
　　個数測定サンプルを５個までメモリでき、呼び出しも簡単です｡

■コンパレータ機能
　　あらかじめ上・下限値を設定しておくと、試料の重さにより合格・過量・不足が表示されます。

■積込測定[フォーミュレーション]
　　複数の成分をはかりこみ(調合)するのに便利です。

■％測定
　　設定した基準に対する％の値で計量できます。

■単位設定
　　あらかじめ単位設定をすることで、カラット計量やもんめ計量をすることが可能です。

ＵＰシリーズは耐衝撃性に優れたＵniＢlocの採用により、１０００万回の耐久性試験にクリアしております。

■耐久性試験
・方法：１kgのおもりを１.５秒サイクルで乗せ降ろしを行う。
・判定基準：乗せ降ろし後当社日常点検規格をクリアすること。
・参考：計量法に定められている耐久性試験の回数は１０万回です。
　　　　ＵＰシリーズは、その１００倍以上の耐久性を確認しました。

「国際規格 ＩＥＣ ６１０１０-１：２０１０」
計測・制御及び試験所使用電気機器の安全要求事項－第１部：一般要求事項に記載された要求事項のひとつで、環境内に存在しうる汚染のレベルを示す数字です。１～４までの４つのクラスに分かれ、通常天びんなどの測定器は私たちが活動している家庭やオフィス環境に相当する「汚染クラス２」に該当します。汚染クラスの数字が大きいほど、測定器にとって環境が厳しいものとなります。

「国際規格 ＩＥＣ ６１０１０-１：２０１０」
計測・制御及び試験所使用電気機器の安全要求事項－第１部：一般要求事項に記載された要求事項のひとつで、その測定器が耐えることができる、ＡＣ電源からの過渡的過電圧がどの程度かを表している分類のことです。一般に私たちが使用しているＡＣ電源には、雷あるいは容量性・誘導性負荷の開閉によって過渡的な過電圧が生じる可能性があります。このとき予想される過渡的過電圧の大きさがどの程度かを考慮し、対象の測定器を接続してもよいＡＣ電源の場所に関してⅠからⅣまでのカテゴリに分けたものが「過電圧カテゴリー」と呼ばれるものです。通常コンセントに接続する電源コードを使用した機器の一次側電路は「カテゴリーⅡ」とされています。

精密な機器である上皿天びんは室温変化にも敏感です。室温変化により、本来は変わることのない質量測定値に影響を及ぼすため、都度感度校正が必要です。
ＰＳＣ(Ｐerfect Ｓelf Ｃalibration)は、天びんが感度に影響を及ぼす室温の変化をキャッチし、内蔵分銅により自動的に校正を開始します。そのため感度誤差は常に一定範囲以下になります。
測定者の方は感度校正を気にかけることなく、測定作業に専念できます。

モータ駆動の校正分銅を内蔵しています。
キー操作一つで、必要なときに、いつでも校正できます。