お客様のご使用条件にあうはかりを選ぶにはどうしたらよいのかを説明させていただきます。
準備 | お客様が計量したいものの、おおよその重量と大きさを確認してください。 |
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ひょう量とは、そのはかりが一定の精度を保ってはかることのできる最大値です。
はかるものに対して、余裕をもったひょう量のはかりをお選びください。
例えば、はかるものが20kgだとすると、ひょう量は30kgのものを選ぶなど、はかるものがひょう量の2/3程度のものを選ぶと良いでしょう。
目量とは、はかりで確認することのできる最小値です。電子はかりでは、
最少表示ということもあります。どの単位まではかりたいかで目量を選択します。
ただ、必要以上に細かい目量にすると、作業性が悪くなることがあるので
注意が必要です。
はかりの積載面は、はかりたいものの載せ面よりも大きいものを選択しましょう。
はかりの積載面がはかりたいものよりも小さいと、偏荷重がかかることがあり、正しく計量できない場合があります。
また、故障の原因となることもあります。
取引とは商売などで使用することです。量り売りや調剤などがこれにあたります。
証明とは計量した値を証明することです。学校や病院などで使用される体重計などがこれにあたります。
取引・証明に使用するはかりは、特定計量器とよばれる国家検定付のはかりを使用し、2年に一度の法定検査を受ける必要があります。はかりを使用する作業が取引・証明にあたる場合は、特定計量器/検定付のはかりを選んでください。
1個当たりの重さ(単重)を設定し、重さを個数に換算する機能を持つはかりがあります。計数専用のはかりと計数モードの付いたはかりです。はかり商店では、計数専用のはかりを「カウンティングスケール」、計数モードの付いたはかりを「個数(計数)機能付き」で検索すると表示されます。
計数モードのついたはかりは、測定した総重量を1個あたりの重さ(単重)で割って個数を求めるといった単純な機能のものが一般的です。単重にばらつきがない場合は、計数モードのついたはかりでも良いでしょう。
計数専用のはかりは単重を記録するとき(サンプリング)や、個数に換算するときに統計の手法を用いるなどして計数誤差を小さくする機能があるものが多くあります。計数作業専用で使用する場合は、計数専用のはかりをお勧めします。
水を多く使う場所で防水仕様でないはかりを使用すると、短期間で故障する場合があります。防水にはIP規格などの等級があります。
現場にあわせてお選びください。
可燃性ガス・蒸気を取り扱っている工場などで、作業中にこれらが大気中に放出、漏洩すると爆発性雰囲気を形成する場所です。
危険場所には必ず防爆電気機器の設置が義務付けられています。危険場所には種別があり、それに適応した防爆構造のはかりをお選びください。
計量場所まではかりを移動したい場合は、車輪の付いた台はかりが適しています。
また、電源の取りづらい場所では、乾電池や充電式電池で稼働するはかりが適しています。
場所に応じてお選びください。
天びんには、オプションとして比重測定キットがあるものや、比重測定専用器として組付けられたはかりもあります。
用途にあわせてお選びください。
はかり商店では、専門のはかりアドバイザーが
お客様のはかり選びをお手伝い致します。
お気軽にご相談ください。